N響×庄司紗矢香

今年前半はバタバタしていたこともありあまりコンサートを聞きに行けなかったのだが、先週土曜の6/16、久々にN饗公演に行って来た。


なぜなら、なぜなら、今月はアシュケナージが振る月であり、さらにソリストとして庄司さん共演だったから!

といいつつ、実は私は庄司さんの演奏を生で聴いたことがなく、聴いてみたいなーと思いつつなんだかんだここまで引っ張ってしまってたんですわ。


演目は前半が、メンデルスゾーン「ヴァイオリンとピアノのための協奏曲 ニ短調」。


そもそもヴァイオリンとピアノが揃うコンチェルトってかなり珍しいよね。ほとんどお目にかかったことがない。
しかもこの曲、メンデルスゾーンが若い頃の作品らしく、なかなか生で演奏される機会は少ないようだ。


でも実際に聞いてみると凄く綺麗な曲で気に入った。こんな曲。


で、肝心の庄司さんの演奏はというと、うん、超絶技巧もさらっと弾きこなすテクニックもさることながら表現力も抜群で、「流石…」とため息。


でも彼女の演奏を聴いた素直な印象というか感想は、なんかこう、「ああ、この人には確固たる自分の世界があるんだな」っていう。
作品に対する解釈・理解が明確にあり、それに支えられた自分の表現の世界を実現するために細部に至るまで完璧にコントロールして演奏している、みたいな。


ストイックな感じというか、自分と向き合って音と向き合って演奏している印象を受けた。知性派だよね。
彼女を形容する言葉として「深い音楽性」という言葉を時々目にするが、納得。


そして思いがけずアンコール弾いてくれたんだけど、これがまた本当に美しくて。


日本人の女性ヴァイオリニストの中では、もしかすると一番好きかも??
でももうちょっと他の演目でも聴いてみたいな。ソロ公演があれば、次はぜひ行きたい。


そして後半。
ヤナーチェク「タラス・ブーリバ」と、コダーイ組曲「ハーリ・ヤーノシュ」の2本立て。超豪華!!

どっちも初めて生で聴いたので新鮮だった。特にハーリ・ヤーノシュ、いいね。好き。

金管も大活躍なので、トランペット吹きな先輩が好きそうな曲だと思ったw


ヤナーチェクはともかく、コダーイはもう少し聴いてみたいな。
まともにオーケストラ聴くようになって約2年? まだまだ知らない作曲家、まともに聴いたことのない作曲家だらけ。
コダーイは有名どころだし、ちょっと勉強しとこう。