112の雑感

この前の更新からもう2週間!? うえー、早すぎる…。という訳で相変わらず忙しい今日この頃。 あ、GWはやっぱり雑用したり死んだように眠ったり(ぇw)しているうちにフッツーに過ぎ去っていきましたとさw そんな訳で、せっかくGW前に届いていたiPAQ112もほとんど初期設定のまま必要な部分だけ使うという状況のまま…。


ともかく112の雑感。と、諸問題についてw
またもや長いので畳んで畳んで…w




左が愛用していたrx1950、右が今回購入した112。古い携帯のショボいカメラで撮影したので非常に微妙な写真だけど気にしたらダメw いやー、実際比べてみてビックリしたけど、112ってほんと軽い!しかも薄い!これはPDAの特権でもあるし、重要なツボですよ奥さん! 



突っ込んだ話だが、前面の4ボタンのうち(中寄りの)2ボタンはそれぞれゲイツキー、もといWindows」ボタン「ok」ボタンになっとります。これはなかなかいいかも。以前だと一々スタイラスを出して操作しなけりゃならなかった点が解消されて、基本的に片手だけでも操作できるようになった。スタイラスでぽちぽちやるのって意外と面倒だったんだよなー。


しかしこのボタン、どうも特殊な扱いになるようで、Windows Mobile 5.0で使えていた一部のアプリのうちボタンを使用するもの(つまり環境設定とかでキーコンフィグをいじるようなもの)では「ボタンとして認識してくれない」という事態になる。つまり、だ。前はそのアプリ使ってるときに4ボタン設定して使ってたのに、112では実質2ボタンと認識されちゃうと。2ボタンしか使えないと。そーゆーことなんですな。


まあそれでも「一部アプリ」の話なので、PDAとしての全体の操作性というか快適性はグン上がったと思いマス。それに上下左右の方向キーもかなり押しやすくなった!rx1950は少し硬めだったんだけど、112の感触の方が好きですね。余談だけど、Windows Mobile 6.0はこの機能ってデフォルトなんだろうか?? Emobileスマートフォン EMonsterを知人が購入したんだが、あれにも同じボタンがついていたので…。



ちなみにこれ、デフォルトでついてくるケース。rx1950の時もケースついてたけど、あれよりこの112バージョンの方がスッキリしててイイ。たださー、112って電源ボタンが右側面の上のとこについてるんで、このケースから取り出すときにポチっと推してしまうというw まあ取り出すってことはまさに使うとこってことなんで、許容範囲内なんですケドネ!w



と、ここまでなんだかんだ評価してきたところで諸問題について。ちょーっと色々気になる点も実はあるのだ。とりあえず4つだけ上げておくと。


(1)全体の動作の(多少の)不安定感
(2)ボイスレコーダー機能
(3)充電とバッテリの問題
(4)IEでのネット閲覧
(5)Windows Media Playerのライブラリ更新問題

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(1)「全体の動作の(多少の)不安定感」

全体的にちょっと動作が不安定な気味な感じがする。もしかしたら個体差の問題かもしれないけど、最初に使いはじめてすぐは割とよくフリーズして、初期状態に戻すリセットを実行したら少しマシになった。



(2)「ボイスレコーダー機能」

iPAQに標準装備されてるこの音声メモって意外と結構優秀で、マイク感度も設定で変更できるというスグレモノ。大まかに言うと 8kHz / 11kHz / 22kHz / 44kHz の4段階と、それぞれモノラル / ステレオを選べる。本当はもっと細かい設定があるんだけど、私自身があまり詳しくないし面倒なので省略。まあICレコーダーなどのレベルとは違うけど、十分に実用に堪える優秀な機能だと思う。前から気に入って使うようになってたので個人的には割と重要視している機能の一つ…なんだけど…。これがねー。


まあ数分ごとの録音なんかだと問題ないんだが、たとえば長い会議で90分くらいの録音なんかをすると、時々データを保存できなくなることがある。そもそも録音を停止した時にデータ保存できたとしても、保存が完了するまで固まっちゃってしばらく止まっていることが多いし。そこで焦って色々さわると完全にフリーズしてリセット逝きw 録音データを保存できないというのは、その固まった状態のままウンともスンとも言わなくなってしばらくしてブチっと電源が落ちて、電源ボタンを押しても立ち上がってくれず、仕方なくリセットボタンを押して立ち上がったところで見てみると、なにやら壊れたデータの破片のようなものがフォルダの中に転がっている、という事態になるって話。


これは正直困る。まあ、録音時間が長くなってデータ量が大きくなるとまとめて保存する時の処理の負担が凄くなってフリーズする、という流れなんじゃないかとは思うんだけど、そもそも2年前に買ったrx1950がずっとこなしてきた仕事を最新の112で十分に出来ないとなるとちょっと…。ダメならダメで、せめて何分以上の連続録音はできない、という基準を設けておいて欲しい。



(3)「充電とバッテリ」

これに関しては同じく112を使っている方のブログでも同じような症状見かけたことがある。具体的に言うと、だいたい98%くらいまではするするっと充電されるのに、最後の2%くらいの充電にすごく時間がかかるということ。そもそもフル充電が完了すると黄色いランプが点灯するんだけど、電源の管理画面では100%表示になっていてもそのランプがつくまでに結構時間差がある。しかも、「ランプが点灯した場合」と「単純に100%と表示された場合」とではバッテリの減り具合が違うように感じる。これに関してはまだ検証してないので単に気のせいかもしれないけどw


もう一つの問題として、何かのアプリケーションを使っていてフリーズした場合にリセットボタンを押して復旧させると、バッテリ残量が「えっ!?」と思うくらい減っているということがたまーにあったりする。こちらの方は他の112ユーザーにも起きている症状なのかどうか未確認。



(4)「IEでのネット閲覧」

上下ボタンでページをスクロールする時とか、次の部分(ページ)が表示されるタイミングがちょっと遅い。ボタンを押してから0.5〜1秒くらいの遅れを感じる。これも一応許容範囲内ではあるんだけど…気になるなあ。rx1950では全くそんな感覚を味わったことがなかっただけにどうしても。



(5)「Windows Media Playerのライブラリ更新」

ライブラリの更新というのは、その時々のライブラリ情報を検索&読み込んだ後でどこかにそのデータを保存して完了する。ところがその最後の書き込み=保存ができなくて、いつまで経っても同じ画面のまま終わらないという問題が発生する訳だ。この問題は単に更新ができないだけなので、別にPDAそのものがフリーズするとかいうことはないし、普通にMedia Playerを終了することもできる。しかしまあ、大量の音楽ファイルを持ち歩いて聴いてる人にとっては面倒くさいことこの上ない罠。


もしかすると書き込み先のSDカードの問題かと思って何枚かあるカードで色々試してみたけど、カードの種類関係なく発生する模様。調べた結果、デフォルトでは非表示設定になってる「MSMETADATA」というフォルダの中にメディアライブラリのデータが保存されていて、それを消去すると再びライブラリの更新ができるようになると分かった。まあ私も何度かこの問題が発生して、何度かフォルダごと削除したんだけど、一度「削除できない」といわれたことがあったという…。もちろんPCにカードを移して実行したが駄目だったという話だ。結局どうしたか?仕方なく全部データを抜いてからSDカードそのものをフォーマットしましたとさ。

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そんなこんなで、結局(1)と(2)と(3)はハード的な問題、(4)と(5)はソフト的な問題みたいですね。特に(5)のWindows Media Playerの問題は、iPAQだけにとどまらずWindows Mobile 6.0搭載スマートフォン全般などでも起きているようなので、おそらくWindows Media Player自体かそれを標準搭載しているWM6.0の問題なんだろう。動作が不安定気味なことなんかも、もしかしたら「そもそもWM6.0が重い」とかその辺りのことが根本的な原因なのかもしれない。あくまで推測に過ぎないけど。


でもまあボイスレコーダーの話とかバッテリの話とか、ハードの問題だろうという点で色々と支障があるので、サポセンに電話して修理(というより交換w)してもらうことにした。今までHPのサポセンには何度かお世話になってるけど、相変わらずきっちり対応してくれるので嬉しい。何か問題が起きても救いがあると思えるっていうのは、とりあえず安心できるし結構大切ですよねw


長々と書いたけどとりあえず購入後1ヶ月弱の雑感(?)でした。サポセンから戻ってきたらまた様子見て報告したいなーと思ってマス。