年末年始 前編

ヤル気のあるうちに更新更新。ということで年末年始を振り返っての映画話。年末年始といやぁ忙しい時期。ところがどっこい、12月・1月を合わせて、結局5本も観に行ったという。何やっとんねんw 長くなりそうなので前後編にしてみますた…(・∀・)


12月上旬。例によって例のごとく、12月上旬が期限のタダ券が2枚余っている…ということに期限前日に気付いて見た、バイオハザード3 と ヘアスプレー

12月31日。1年の締め括りにチョイスしてしまった アイ・アム・レジェンド

1月上旬。それほど見たい訳ではなかったが、連れにせっつかれて見に行った ナショナル・トレジャー2

1月下旬。見たかったはずの映画を見逃して歯噛みしつつも代打で見に行った エイリアンvsプレデター2


こうしてみると続きモノが多いなヲイw 以下、備忘録的にちょろりとだけ感想を。あ、はてなにも動画を置けると今更ながらに知ったので貼ってみた(・∀・)



バイオハザード
バイオ3はシリーズ前2作とも見ていたし、TVで再放送もしていたのでどうしても見たくて。TVで「バイオ3の最新の映像をちょこっと先取り公開しちゃいます!」やってた時も見てたんだが、主人公アリスが施設から脱走しようとして死亡し、科学者らしき人間に担がれたシーンを見た瞬間に思ったわけ。
「なんだこの綾波レイな展開は!」
そしたらまさにビンゴ、なんとアリスの死体が山と積まれている場所にぽーい!と捨てられるではないか!問題のシーンはコレ
http://vision.ameba.jp/watch.do?movie=630210

まあそんなこんなでだ。もうはっきりとは覚えてないが、正直見て「あー面白かったぁ!」とは言えなかったな。なんだかもう全てにおいてブッ飛びすぎ。アリスは本当にもう人間じゃない訳だから強いのは強いし、まあ前2作同様にバンバン人が死ぬんだけど、それでもどこかにあったはずの爽快感がなくなったように思う。んでもって最後の最後には 「まだ続き作るのね…」ちょっと疲れました。


★評価というか、「観て良かった度」
★映画館で1800円払って観た場合: 65点
★DVDか1000円デーに観た場合: 75点



ヘアスプレー
歌って踊れるジョン・トラボルタは別に見たくもない感じだったんだが、バイオ3の終了時間とスクリーン間の移動時間の関係から、同じくレイトショー枠で悩んだボーン・アルティメイタムに競り勝った。バイオ3は疲れる映画だったのでこのヘアスプレーを選んで正解だったと気付いたのはまあ結果から見てわかったことw 


えーとね、良かったですよ。面白かった。主人公の女の子の声がなんかすっげーアニメ声なのが気になったが良かった。(いやアメリカ人らしいが。)歌も演技もうまかったし、顔は割りと可愛らしい子だったのだ。人種問題、特に黒人と白人の間の軋轢によって分断されたアメリカ社会の中で自由に生きようとする主人公の少女が、その前向きで体当たりな行動によって周囲に変革の風を呼び込む、というような話。


まあリアルな話を好む人には失笑モノの「アリエネー」展開ではあったんだけど、適度にシリアスで現実味があっても最後はやっぱりハッピーエンドが好きだという大多数の人には喜ばれるタイプのもの。なんたってまあ、前提がコメディだから仕方ない。私は結構好きでした。失笑しつつもw しかしこれ、ミュージカルで見てみたいなー。


★評価というか、「観て良かった度」
★映画館で1800円払って観た場合: 85点
★DVDか1000円デーに観た場合: 90点


アイ・アム・レジェンド
これほど「見たい」と言い出したことを後悔させられた映画は未だかつてなかったw もう公開も終わったから言いますけどね、これ、めっちゃくちゃホラーですよw ご存知の方は今更何をか言わんやってなトコだと思うけど、「地球最後の男」っていうハヤカワからも邦訳で出版されてるSF小説が原作。何度か映画化されている。それは知ってたんですよ、知識として。


でも見たことも読んだこともなかった。だから内容を知らないまま何となく、「あーウィル・スミスだし、最後に生き残った一握りの人間をまとめるリーダーになって何らかの外敵と戦って最終的にはヒーローに…っていうアクションかな」とか思ってたわけだ。とーころがどっこい。


始まって10分。
「あれ…?なんか雲行きが怪しいんですけど…」

始まって30分。
「Σ(||゚Д゚)ヒィィィィ!も、もう勘弁して!あと1時間半も耐えられへん!((;゚Д゚)ガクガクブルブル」

始まって1時間。
「パトラッシュ……僕はもう疲れたよ。ていうか、この映画は一体どういうヲチに向かって進んでいるんだい?これ、あと1時間どう展開すんのよ?」


そんな感じでした。(どんなんや)正直、ホラーは苦手です。結構見に行ってる気がするけど苦手です。ちなみにこれ一緒に見に行った連れも私の2倍か3倍くらいホラー苦手でした^^んでもって、隣の席に座ってた女の子2人連れが、映画の途中で小声で、「ちょ、めっちゃ怖いねんけど!」と囁きあって身を寄せ合っておりました。そして見終わってツレと共に映画館から出て、最初の一声は「疲れたな…」でした。


疲れたっつってもだなー。バイオ3とは違うのだよ。こっちは緊張状態が続いて拷問みたいでしたよ!w 昼間のシーンはね、安全なので安心してられるんだけど、夕方になって日が暮れはじめると、ガシャーン!ガシャーン!って防壁みたいなのを下ろす訳です。さあ、来るぜ来るぜ!みたいな。そして恐怖の夜を緊張して耐える…耐える…ヽ(`Д´)ノウワァァン!!そして昼間になってホっとしていると突然、陽の当たらない真っ暗なビルとかの中に入っていくシーンになって、「えええ!ちょっと待ってよ!今昼でしょ!?せっかくリラックスしてられる時間なのにまた緊張させるの!?ちょ、ま、待て、待てって…ヽ(`Д´)ノウワァァン!!」ということに。


バイオとかだと、完全に架空の話という意識があるし、主人公のアリスがなんと言ってもやっぱり最強というか、「ヒロインは死なない」の法則があるのでどこか安心してみていられる。ところがアイアムレジェンドの方では、最初からゾンビとかがバンバンうじゃうじゃ出てくるという訳ではなく、常にずっと生活感と現実感があるせいで、「いつ来るか…いつ来るんだ…」という緊張感を生んでいたように思う。こんなに見るのに体力を使う映画だったとは…。いやはや。


まあ映画としては面白かった。映画館で見たくない映画No.1には変わりなかったがw ホラー好きにはたまらないだろう。原作を読んだことがないのでそちらはどうか知らないが、SFつまり科学に基づくフィクションのはずだったのに、最終的に「神」に繋がるところが何とも…信仰心の薄れつつある現代日本人の感覚からするとやや「宗教臭い」と感じられなくもなかった。


★評価というか、「観て良かった度」
★映画館で1800円払って観た場合: 75点 (好き嫌いが明確に分かれる)
★DVDか1000円デーに観た場合: 85点 (力作だとは言えると思う)


疲れたので続きはまた明日w