ダイ・ハード4.0

<< 公式サイト


面白かった。「あー、これぞジョン・マクレーンだよなっ!」と言いたくなる感じw 10年ぶりのシリーズ最新作ということで、どうなんだろう…と期待半分不安半分で観たのだが。



主人公ジョン・マクレーンといえば、「ハードボイルド」の代名詞みたいなタフで泥臭い男というイメージじゃなかろうか。もちろんシリーズが立て続けに出た1980年代後半〜1990年代前半くらいまではそれでもウケが良かっただろうけど、2007年のこのご時世に彼の映画は一体どういう風に評価されるんだろうか。それが前述の通り心配だった。


きっとそれは製作サイドも前提として考えていたんだと思う。ありがちというか月並みというか、まあ言うなればそういう類の典型的な対比ではあるけど、「アナログで古き良き叩き上げベテラン刑事なマクレーン」 VS 「サイバーテロを目論む超ハイテクデジタルな犯罪者」という構図はこの映画ではよく生かされていた。


たとえば、現代の子供に「巨人の星」を見せたら憧れるだろうか?絵が古いとかどうとか言う前に、きっとああいう「努力と根性」みたいな精神はウケないと思う。それを考えれば、「努力と根性、勘と経験。残るすべては気合いでまかなえ」みたいなマクレーンは観てる人間を素直に「泥臭いんだけどカッコイイ」と思わせる点で、うまく描かれえいるんじゃないかな。


しかし流石に、戦闘機が出てきたシーンや、綺麗なオネーチャンをあっさりサッパリあの世へお送りして「へっへっ、さーこれで邪魔者はいなくなったゼ」みたいな雰囲気だったシーンには、ちょっと苦笑を禁じ得なかったりもw


ともかくも、難しいことはつべこべ言わずに純粋に(都合よくw)楽しめるという人は、是非オススメ。劇場で見た方が迫力があって良いと思うが、もうやってないような気がするので…気になった方はDVDでどーぞ。


★評価というか、「観て良かった度」
★映画館で1800円払って観た場合: 90点 (エンターテイメントだし!w)
★DVDか1000円デーに観た場合: 95点 (難しく考えちゃダメw)