プロデューサーズ

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 お も し ろ か っ た !!

見終わって第一声でこう叫びたくなるくらい!細かいことなんか考えずに
満足感と充実感だけを抱いて、なんだか足取りまで軽いようなイイ気分で
劇場から出られる映画って、なかなかありませんよね。

そもそもこの作品は見る気なかったんですよ。名前とミュージカルが原作
ってことくらいは知ってたけど、内容もよく知らなかったし、興味なくて。
でも偶然、夕方からの予定が急にキャンセルになった日に、時間が空いたし
まぁ何か観ようかと思って劇場に行ったら、目ぼしいのがこれしかなくて。
ところがチラシで見て、「ナチスネタが出てくるというコメディ?!」と
ビックリし、それなら見てみてもいいかー、くらいの気持ちでチケット購入。
GOAL!よりはやや期待して見たという程度でしたね。

繰り返しになるけど、これはブロードウェイ・ミュージカルを映画化したもの
だそうです。あのトニー賞(演劇・ミュージカル界のアカデミー賞)を
史上最多の12部門で獲得したという驚異の作品だったとか。映画化に当た
っては、このミュージカル版の主演俳優2人がそのまま起用されていて、
歌唱力もダンスも演技力も文句無し。もーね、2人とも良い声してるんだ。
ほんと美声っていうか、耳に心地いい声。映画中で、主演の片方が何度も歌う
"I Wnna Be a Producer"は、見てから1ヶ月近く経ってる今でも耳に残って
ます。サビだけなら今すぐ歌えますよw

あとはユマ・サーマンですかね。彼女のダンスは良かった。歌も歌うんです
けど、あのハスキーヴォイスで色気たっぷり、かつチャーミングに歌う様子は
なかなか素敵でした。まぁ本職じゃない訳だしかなりレッスンしたんで
しょうねー。本職の主演2人が踊り歌う映画の中で、彼らに比してあまり
見劣りしないレベルで全てをこなして見せた彼女は、「流石ベテラン」という
感じでした。すばらしい。

コメディということで、全編に渡ってずっとクスクス笑いを引き起こすネタが
散りばめられているんですけど、これは人によって受け方は違うかも?
私は結構ウケましたw 凝ってるなぁと思ったのは、エンドロールとその
後までネタが続く点ですね。「見てみようかな」と思った方は、必ず一番
最後の最後まで見ることを忘れないで下さい。私は最後の最後までニヤニヤ
笑いっぱなしでしたw ブロードウェイまでミュージカル観に行きたくなる
こと請け合い! それにしても、このDVD欲しいなぁ…。


★評価というか、「観て良かった度」
★映画館で1800円払って観た場合: 85点 (若干人は選ぶ?)
★DVDか1000円デーに観た場合: 85点 (でもおもしろい!)