BartolomeyBittmann初来日

久々に、眠れないくらい超絶楽しみだった BartolomeyBittmann(以下、BB)の初来日公演に行ってきた。
バイオリン&マンドラ奏者の Klemens Bittmann と、チェリストの Matthias Bartolomey のストリングス・デュオで、ウィーンを拠点に活躍している。
・・・とは言っても、「BartolomeyBittmann??誰それ?」という方が多いと思うので、とりあえずコレを見て欲しい。


彼らの音楽はジャンルレス。
ご本人たちも「バンド」だと表現しているようだけど、上のLes Pauliみたいなロック的な激しさやグルーヴを打ち出した曲もあれば、心に訴えかけるような優しく切ないフォーク調の曲も、ジャズテイストな表現もある。



弾いてる楽器はバイオリンやチェロという「クラシック用」というイメージの強い楽器だし、このプロフィール見ると分かるとおり、

音楽的なバックグラウンドはクラシックやジャズだけど、そもそもそういったジャンルを超えて新しい音楽を創造しようとする情熱を感じる。



私も音楽とあらば本当に無節操に何でも聞くタイプだから、昔からジャンルレス・クロスオーバー系の音楽はちょこちょこ聴いてきたし、弦楽器を使ったバンドも好きでそこそこ聴いてきた。
ジャズっぽいのなら Le Orchestra de Contrabass とか、激しいのなら Apocalyptica 、最近だと 2CELLOS とか、「バイオリンが入ってる」という意味だとYellowcardとか、The Corrsとか?
でも正直、楽器の持つポテンシャルをここまで引き出し、緻密で複雑な構成の曲をつくりあげ、実際に見事に歌いあげるように奏でるバンドにはお目にかかったことがない。
その音楽性の幅広さ、圧倒的なセンス、挑戦的な姿勢。
そして何よりも、ジャンルを問わずあらゆる「音楽」に対する深く強い愛情。

私が音楽に望む全ての要素を持ち合わせた、”究極のデュオ”が、彼らだと思っている。



ちなみに普段コンサートとかでCD買っても、わざわざサインとか貰ったりはほとんどしないのだけど、ファン心理が勝ちすぎ勢い余って2人のサインを貰ってしまった…w
 
対面で話せて凄い嬉しかった!

Matthiasはきっちりした印象、Klemensはやんちゃだけど音楽と仕事には真摯!といった印象w
どうもこの2人、色んな意味でお互いを補完しあう凸凹コンビみたいだ…w

ライブ中もお互いを凄く尊敬・尊重しているのが分かるシーンがいっぱいあって、友達としての仲の良さだけでなく、互いに一流の音楽家としての敬意を持ってるんだなぁとよく分かった。運命のパートナーだね。素晴らしい。



彼らの曲はどの曲も好きだけど、上に挙げたのとはテイストの違うのを紹介しとく。

2人に凄く影響を与えたアーノンクールに捧げたこの曲とか

Klemensの幼馴染に捧げられたこの曲とか(日本で日本語を勉強してたらしい)

あー、ほんとに次回はウィーンで彼らのライヴを見たい!!